top of page

著作集

これらの作品は、日々の診療経験や心の健康に対する理解を深めたいという思いから生まれたもので、治療を目的としたものではなく、一般の方々に向けた創作作品です。掲載している書籍の一部には、心の病に関するテーマを扱ったものもありますが、いずれもフィクションまたは一般的な知識の提供を目的としており、医療的な助言や診断・治療の代替とはなりません。なお、当ページにはAmazonなど外部サイトへのリンクが含まれており、一部はアフィリエイトプログラムを利用しています。リンク経由でご購入いただいた場合、当院または院長に紹介料が支払われることがあります。あらかじめご了承ください。今後も、心のケアについてより多くの方に関心を持っていただけるような作品づくりを続けてまいります。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
 

――その声は、誰にも聞こえない。でも、確かにそこにあった。

高校生・真也(しんや)は、ある日を境に、周囲の視線が過剰に気になるようになり、誰かに見張られているかのような感覚に悩まされるようになります。やがて、誰もいないはずの部屋で「声」を聞くようになり――それが幻聴であることに気づきます。

『声のない声』は、統合失調症を発症した一人の少年が、混乱の中で自分自身を見失いながらも、診断・治療を経て、少しずつ回復へと歩み出す姿を描いた短編小説です。
声に怯え、孤立しそうになった少年が、家族や医療者との関わりの中で「自分の声」を取り戻していく過程は、心の病と向き合うことの意味を静かに問いかけてきます。

臨床経験をもとに執筆した創作作品です。実際の症例を描いたものではなく、フィクションとして構成されていますが、診療を通じて出会ってきた多くの患者さんとの関わりから得た、「理解されにくい苦しみ」や「語られない思い」への眼差しが込められています。

表紙パパが元気になるまで.jpg

アルコール依存症について子どもにもわかりやすく伝えることを目的に制作したものです。

アルコール依存症は、「意志の弱さ」や「性格の問題」と誤解されがちですが、実際には脳の働きに関わる病気です。身近な大人がアルコールの問題を抱えていると、子どもたちはその状況を自分のせいだと思い込んでしまったり、不安や罪悪感を抱えたりすることがあります。

この絵本では、アルコール依存症のしくみや心身への影響について、子どもの視点に寄り添いながら、やさしい言葉とイラストで説明しています。
子どもたちが必要以上に不安を感じることなく、正しい知識を持ち、安心できる支えを得られることが大切です。

まずは、おとなの私たちが正しく理解し、子どもたちと一緒に話し合える環境をつくること。この絵本がその第一歩となれば幸いです。

表紙いまはイヤ!のきもち.jpg

子どもが「イヤ」と感じた気持ちに気づき、それを言葉にして伝える大切さを描いた絵本です。
「わがまま」と受け取られがちな“イヤ”という言葉の裏にある、本当の気持ちや自己防衛のサイン。
この絵本は、子どもが自分を守るための小さな勇気を育み、大人がその声に耳を傾けるきっかけをくれます。
感情教育やアサーティブネス(自分も相手も大切にする表現)に関心のある方にもおすすめです。

よつば加納クリニックロゴ入りネーム

電話:0985-71-3478

Fax:0985-68-1353

​(応対時間:8:00-16:30)土曜日の昼は対応できない場合があります

宮崎県宮崎市清武町加納字西迫乙341番1

Copyright © 2024 Yotsuba Kano Clinic. All Rights Reserved.

bottom of page