病気の簡単な説明

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人間はそれほどお酒に強くできていません。ついつい飲みすぎる、家族に心配される、健康診断で異常を指摘されるなどしても、結局いつもお酒を飲んでしまう方は居ませんか?アルコールは合法薬物ですので飲酒を強制的にやめさせることはできません。本人が納得して治療に参加できるまで相談のみの受診でも構いません。家族が困っている場合は家族のみでも治療対象になります。

物忘れ、判断力や理解力の低下、感情コントロールの苦手さなど、脳機能が低下して支障が出る病気の総称です。一番有名なアルツハイマー型認知症が6割以上を占めます。認知症に見える状態であっても別の病気が隠れている場合もあります。身近な病気ですが、介護にあたる方の負担が大きい場合が多く、治療だけでなく支援体制の調整等も必要となる病気です。

気持ちが落ち込んでやる気が出なくなるうつ状態と、活動的で元気になる躁状態を繰り返す病気です。人口100人に1人くらい発症すると言われています。Ⅰ型とⅡ型の2種類があり、うつ病と診断され治療を受けてもなかなか良くならない人の中には、実は躁うつ病だったというケースがあります。うつ病とは治療が異なるため注意が必要です。

およそ100人に1人の割合で発症する決して珍しくない脳機能の病気です。悪口などが聞こえてくる、周囲の人が悪人のように感じられる、誰かに監視されているような感覚がするといった症状が出る人が多い病気です。本人にはあたかも本当に犯罪被害にあっているように感じられるため病気だと認識することが難しいのですが、投薬治療を受けて改善すると自覚できるようになります。

寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、熟睡できない、などの問題があり日中の仕事や学業に支障が出る状態をいいます。生活習慣や嗜好品などが原因になっていることがありますので、原因を取り除きながら症状を緩和するお薬を使います。睡眠薬には種類が様々ありますが、安全性の高いものを必要最小限に使用するようにしましょう。

およそ15人に1人の割合で発症する病気です。悲しい気持ちになる、何事にも興味がわかず楽しくない、疲れやすい、集中力がない、睡眠が不安定、自分を責めてしまうなどの症状が出ます。めまいや耳鳴り、体の痛み、下痢や便秘など体の症状が出ることもあります。

原因のはっきりしない不安や、不釣り合いなほど大きな不安を感じてしまう病気で、10人に1人程度が経験すると言われています。症状を和らげるお薬以外に認知行動療法という、物事の受け取り方、見かたを工夫して、不安を感じにくくする治療法があります。

ストレスとなる状況や出来事があり、そのために気分や行動の障害があらわれるものです。ストレスの原因は災害など大きな出来事から、個人的なものまで様々です。ある人にとっては些細なことでも、別の人には大変ストレスになることがあります。個人のストレスに対する感じ方や、耐性が大きく影響を及ぼします。

脳に異常な電気信号が起こり発作を繰り返す病気です。人口100人のうち0.5~1人にみられます。発作が起こる脳の部位によって症状は異なります。脳波検査や頭の画像検査を行って診断します。当院では初回の診断ができませんので、専門機関と連携しています。抗てんかん薬で治療しますが、副作用を出さずに正しく投与するために定期的な血液検査を行う必要があります。

強く寝ぼけたような状態になり睡眠のリズムが崩れたり、言動のつじつまが合わなくなったり、興奮して夜間に不安定になったりした状態です。せん妄を起こしやすくする環境要因を避けることが重要です。症状が強い場合は抗精神病薬という種類のお薬で治療します。特に高齢者に多く発症する病気ですので、副作用には十分気を付けてお薬を使用する必要があります。

排便回数が多くても不快な排便が続く場合は便秘症かもしれません。便秘の原因は様々で、原因に合わせた治療を行う必要があります。心療内科、精神科で扱うお薬には便秘になりやすいお薬が多いのですが、便秘は生活の質を著しく下げるため、しっかりお薬の調整を行う必要があります。

誰もが経験する頭痛ですが、激しい場合や慢性的に続く場合は生活の質を著しく下げます。とりあえず痛み止めを飲んで収まることも多いですが、原因によって治療法が変わる場合があります。生活習慣改善やストレッチ、ストレス元の精査など、お薬以外の治療を十分にしたうえで、薬物は必要最低限に留めることが重要です。

生まれつきの脳機能特性のため、小さなころから行動や感情に特徴があり社会生活に支障をきたす場合に発達障害と診断されます。本人や周囲の人が特性と上手に付き合い、大きな困難を生じることなく生活できている場合もあり、そういった場合にはあえて発達障害と診断するメリットが乏しいかもしれません。全体として男児に多く遺伝する傾向があります。

考え方、感じ方、反応の仕方、人とのかかわり方などが大多数の人と異なっており、仕事や対人関係がうまくいかない状態になります。半分は遺伝、半分は環境が原因となって生じると考えられています。通常は自分の思考や感情に対する困り感はなく、自分の行動が引き起こした苦痛な出来事を理由に受診します。